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A3サイズポスター上の文字の見え方

A3サイズのポスターは、ポスターとしては最小のサイズになります。

今回のブログは、A3サイズのポスターに書かれた文字がどのぐらい読めるのか?

というテーマです。

1m~5m 離れたところからどんな感じに見えるのか? をビジュアルで示してみたいと思います。

A3ポスター 識字テストの方法

まずはイラレでA3サイズのアートボードに、黒色文字だけを配置した原稿を用意し、PDFで保存します。利用したフォントはDFG極太ゴシックです。

※実際に作成、プリントしたA3のpdfファイルはこちらです。https://www.netdepop.com/wordpress/wp-content/uploads/2020/07/test_a3.pdf

PDFの分割印刷機能を利用して、家庭用プリンターでA4の紙に分割印刷します。

裏からセロテープで貼り付けて、1枚のA3ポスターサイズにしました。

次に、ポスターを壁に貼り、壁からの距離、1m、2m、3m、4m、5mの地点でそれぞれ写真を撮りました。(※iPhone8 を使用)

大きな写真はカメラでズームを使わずにとったままの写真。正方形の写真は、その地点で目でみた大きさになるように、ズームを利用した写真です。

1mの距離からテスト

1m 地点から撮影
1m 人間の目にはこのように見える

A3サイズは、1m離れて読むポスターに最適です。

キャッチコピーを大きく入れて、60pt以上の文字で情報を詰め込むことができます。そして、イメージ画像も利用するスペースが十分あります。

2mの距離でテスト

2m 地点から撮影
2m 人間の目にはこのように見える

2m離れても、36ポイントの文字なら識字してもらうことができます。

3mの距離でテスト

3m 地点から撮影
3m 人間の目にはこのように見える

3m離れると、48ポイント以上の文字を利用すべきでしょう。36ポイントでも読めますが、読めない人もいると考えられます。

4mの距離でテスト

4m 地点から撮影
4m 人間の目にはこのように見える

4m以上離れた地点から見てもらうポスターでは、48ポイントは最小フォントサイズです。

5mの距離でテスト

5m 地点から撮影
5m 人間の目にはこのように見える

5mでは、60ポイントが最低サイズとなります。タイトルは120ポイント以上の大きな文字にする必要が有りますね!

 

いかがでしたか?

文字のポイント数を上げると、ポスター上に載せることができる情報量が減少します。そこで、当たり前ですが、ポスターの用紙サイズを大きくすることが大切になります。

  • 掲示場所から、見る人の距離に応じて、ポスターサイズを変える。
  • または、A3のままであるならば、同じ情報量を掲載することをあきらめて別の原稿を用意する。

掲載したい情報を、小さな文字で詰め込むには無理があります。ポスター上にQRコードを配置して、スマホでのスキャンを催促し、ブログページ、ウェブサイトで詳しい情報を読んでもらう。という方法が良いと考えられます。

ポスターサイズ用QRコード無料作成ツール

上記で示した写真では、撮影者の手ブレがないとは言えないのですが、4mも離れると、意外と識字率が低いことがわかります。

このため、会議室など、近いと思っている壁にはるポスターでも、距離に合わせた大きさで掲示するることが、情報を上手く・効率よく伝達する上で欠かせない視点です。

大きな用紙であれば、さらに大きな文字を利用して、同じ情報を含めることができますので、下記の料金表を一度ご覧ください。

コート紙(マット)
サイズ名(cm) 1枚 2枚
同じデザイン
A3 (29.7×42) 380 630
B3 (36.4×51.5) 560 950
A2 (42×59.4) 750 1,260
B2 (51.5×72.8) 1,120 1,900
A1 (59.4×84.1) 1,490 2,530
B1 (72.8×103) 2,010 3,410
A0 (84.1×118.9) 2,410 4,090

ポスター印刷について、いろいろな用紙をご用意しています。詳しくはポスター印刷とは?のページで記事を書いていますので、ご覧ください。

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